連想をサポートする

デザインにおいて大事なことの一つに「連想力」があると思います。 伝えたいことを直接文字で描くのではなく、それを連想するものを見せることはビジュアルコミュニケーションにおいては大事なことです。 例えば、漫画でキャラクターが状況を全てセリフで説明し始めたらいたらヤバいと感じると思います。 日頃からデザインが上手い人は「これからこれを連想するよね」というストックをたくさん持っている人が多い印象を持っていました。

この連想をインターネットという集合知を利用して作ってみたのがこの「WordLinkVisualizer」です。 これは、入力したキーワードに対して、Googleサジェストの情報を取得し、そのキーワードと関連のある語句をランダムで選出、そのキーワードとともにGoogle画像検索のAPIを叩いて、キーワードとその画像をセットにして表示しています。 画像はなるべくスタイルが揃うように、「イラスト」から探すようにしています。(画像検索の際に「キーワード イラスト」という検索をしています)

WordLinkVisualizer:「クマ」で検索した例
WordLinkVisualizer:「ネコ」で検索した例
WordLinkVisualizer
動作の様子
まとめ
絵が入ることでイメージが膨らみやすい反面、サジェストの内容からランダムで選んでいるので、「これは連想しないだろう・・」というものがかなりの頻度で出てくるのが問題でした。 サジェストの単語の中でも名詞だけ取り上げるとか、そもそもランダムではなく、何らかの指標で選択するなど納得感のある結果を出す必要があると感じました。
本内容は武蔵野美術大学 通信教育課程 デザイン情報学科 「画像表現研究」の講義で作成したものです

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